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2006年に開設したドライアイ外来ですが、オフィスワーカーやシェーグレン症候群の方など、多くの患者さまに受診していただきました。今年はドライアイの定義と診断基準が改訂されました。変わった点の一つは自覚症状の有無が診断基準に加わったことです。ドライアイは他覚所見では軽症なのに自覚症状がとても強い方がいます。しかも患者さんの自覚症状は、乾きの他に、疲れる、うっとうしいなど実にさまざまです。私たちはこういった訴えを無視することなく、少しずつ少なくすることを目標に治療に当たっています。また、ドライアイの定義に視力障害を伴うことが明記されたのも、大きな変更点です。比較的軽症のドライアイでは視力検査ではよい視力なのに、日常的にはかすんで見づらいという不満をお持ちの方が多くいます。近年、日常の見え方を反映する実用視力という概念が提唱され、実用視力計はこういった視力障害を検出できる器械で、私たちも積極的に用いています。 |
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| 私たちは患者さんのご協力をいただいて、涙液分泌量のほかに涙液安定性の検査や角結膜上皮細胞の細胞診なども行い、複雑なドライアイの病態を多角的に捉えるよう努めています。とくに近年、ドライアイの原因として涙の安定性が重要であることがわかってきました。さまざまな検査器械も開発されています。私たちも涙液不安定化のメカニズムに関してムチン蛋白に焦点を当てた研究を、文部科学省科学研究費の補助を受けて進めてきましたが、今年は3年目を迎えました。結果をまとめて検討し、実際の臨床に役立てられればと考えています。 |
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