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臨床研究に関するお知らせ


角膜移植後の角膜内皮細胞減少と前房因子の関連解析

研究責任者 山口剛史 東京歯科大学市川総合病院眼科



(1)目的:

なぜ角膜移植後に角膜内皮細胞が減少するのか、その詳しいメカニズムは分かっていません。角膜内皮細胞が減少すると、移植した角膜は「角膜内皮細胞機能不全」という状態になり、透明性を失い、視力が落ちてしまいます。その状態になると、再度角膜移植をする必要がでてしまいます。角膜内皮細胞が減少する原因を突き止めるため、私たちは9年前から角膜内皮移植術という優れた術式を開始して、これまで数百件の患者さんのデータからこの術式の後の角膜内皮細胞密度が減少する要因のひとつに、虹彩(=茶目)の損傷があることを突き止めました。虹彩と角膜内皮細胞は直接的なコンタクトはなく、前房水という液体が間にあります。そこで、虹彩因子と角膜内皮細胞の減少をつなぐ因子として前房水の組成があると考えています。

(2)方法:

角膜移植の手術中には必ず眼に切開をするため、前房水は眼内から外へと出ます。通常の手術ではこれは目からでて外に流れて捨てています。本研究ではこの通常捨てている前房水を回収して研究として、炎症や栄養因子、神経因子などを測定することに使用させて頂きます。したがって、本研究に協力する、しないに関わらず、手術の内容は全く同じで、研究に協力するから余計に長時間の手術になるとか、切開が多くなるとか、手術費用がその分、高額になるということはありません。また、術後には通常と同じように点眼をし、術後の検査を受けて頂きます。これも研究に協力したから、検査が増えるということはなく、通常の定期検査と同じです。
本研究は純粋に医学研究から今後、角膜移植をした後にまた見えなくなってしまうことがないように新規の治療や病気の理解、医学の発展に役立てる目的で日本学術振興会からの補助のもとされる研究であり、当院および研究担当医師に営利目的の企業からの金銭の提供や授受はありません。

(3)研究期間と倫理審査について

本研究は平成27年9月から平成29年3月31日までです。本研究は当院の倫理審査委員会の審査を経て病院長の許可を得て実施しています。

(4)研究計画書等の開示

本試験の実施に関連する臨床研究計画書および研究方法についての資料は、あなたが希望された場合、他の被験者の個人情報保護や本臨床研究の独創性の確保に支障がない範囲で、閲覧することができます。ただし、閲覧を希望されてから上記の個人情報保護および研究の独創性の確保のために、種々の手続きあるいは研究実施者および研究実施組織における協議を行います。その結果、希望された資料の一部のみの提示となる場合があることをご了承ください。

(5)研究成果の公表と個人情報の保護

この試験から得られた結果は、学会発表、学術雑誌、データーベース上などで公に公表されることがあります。しかし、患者さんの名前など個人を特定できる情報を調査すること、発表することはありません。あなたのプライバシーを守ることは、法律で義務づけられています。

(6)研究から生じる知的財産権の帰属

本試験結果より、学会あるいは論文発表に伴うものやその他の知的財産権等が生じる可能性が考えられます。その権利は研究を実施する研究機関や研究者に属し本試験に参加していただいたあなたにはその権利を持つことはないことをご了承ください。

(7)データ提供の自由について

本研究は、現在の治療および将来的な治療の発展を目的として行いますが、ご自身の術前のデータを提供していただけるかどうかは患者様自身の自由です。提供へ同意をいただけた後に参加をとりやめるのも自由です。また、このデータ提供の参加に同意されなくても、またデータ提供後にこの参加をとりやめることがあったとしても、あなたが今後治療において不利益な対応を受けることはありません。現在の医学技術の発展は、今まで治療を受けられてきた多くの方々のご協力の上に成り立っています。今後も多くの人がよりよい治療を受けられるように、今回の手術のために得られた検査データ等のご提供をお願いします。少しでも良い視力を維持するための本臨床研究の趣旨をご理解のうえ、ご協力いただけましたら幸いです。

(8)費用負担に関する事項

患者様に研究のための検査費用の負担はありませんが、通常の術前後の検査・手術・入院費用および診察費用は負担いただきます。

(9)問い合わせ先

この試験について何かお聞きになりたいことがありましたら、いつでもご遠慮なく下記の責任医師または担当医師にお問い合わせください。

研究責任者  山口 剛史
お問い合わせ先:〒272-8513 千葉県市川市菅野5-11-15
東京歯科大学市川総合病院眼科
tel:047-322-0151
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